テレスコープセンター・アイベルさんにて発売中
SkyWatcher(TM) AZ GTi/GTe は本来、経緯台であるため、オートガイドポートが付いていません。赤道儀モードでオートガイドを行おうとすると、PCを経由するなどの方法が必要でした。
このアダプター「AZ-AUTOGUIDEPORT」は SkyWatcher(TM) AZ GTi/GTe マウントのハンドコントローラポートにつないで、ST4互換のオートガイドポートを増設するものです。ガイドポートのピンアサインは下記の通りです。
PCやスマートホンを接続していなくても、MGENなどのスタンドアロン型オートガイダーとAZ-AUTOGUIDEPORT があれば、完全にPCレスで2軸ガイドが実現します。
動作検証済みスタンドアロン型オートガイダー: MGEN3、StarAidRevolution Rev.B、
動作検証済みPCアプリケーション:PHD2
設定
設定はシンプルです。設定用のロータリースイッチがあるので、オートガイド速度と、北半球か南半球かを番号で指定するだけです。
ガイドスピード | x0.25 | x0.5 | x0.75 | x1.0 |
北半球 | 1 | 2 | 3 | 4 |
南半球 | F | E | D | C |
赤緯バックラッシュ圧縮
赤経モータは常に同方向に動くので、あまりバックラッシュの影響はないと考えています。
赤緯軸は両方向の動く可能性があります。停止後、同方向への移動はバックラッシュの影響はありませんが、逆方向への移動はバックラッシュ部分が「動かしているのに反応しない」時間になってしまいます。
そこで、赤緯軸のみ、前回の移動方向と反対方向へ移動する際は、最初0.2秒だけ高速(ガイドスピードのx2倍かx4倍)で少し動かすことでバックラッシュの区間を早く通り過ぎさせて、動き出すまでの時間を早くする。
検証結果はこちらの「バックラッシュ軽減のアイデア」
42.5 秒角~77.5秒角まで2.5秒刻みで変更できるようにし、望遠鏡を覗きながら補正量を確認できるようにしています。
開発・製造元 stellartech.science